個人でサイト売買を考えている方によくある質問まとめ
2022.04.21
「個人でも安くサイト売買はできるだろうか?」
「そもそもサイト売買ってどうやってやればいいのだろう?」
「なるべく失敗はしたくないけど、どうしたらいいかよくわからない…」
近年では個人によるサイト売買を考えている方が多くなり、比較的安く売買が可能にはなっているものの、安易な取引をしてしまった結果思うようにサイト売買を成功できていない方もいらっしゃいます。
本記事では、個人でサイト売買を考えている方によくある質問を大きく4つの分野にまとめてみました。
- サイト売買(M&A)とは?
- サイトの売却方法について
- サイト売買で成功するには?
- サイト売買で失敗しないためには?
これから個人でサイト売買を始めたいと考えている方は、是非ご参考ください。
個人のサイト売買でよくある質問:サイト売買(M&A)とは?
引用:https://pixabay.com/ja/
サイト売買(サイトばいばい)とは、企業や個人が持つウェブサイトおよびサイトを構成するコンテンツを商品として売買すること。サイトM&Aとも呼ばれる。
サイト売買(M&A)は2005年頃から専業のビジネスとして始まり、2016年頃にはサイト売買仲介会社が乱立されるようになれました。
そのため、まだまだサイト売買事業は発展途上の段階ではありますが、急激なネット社会の発展と共に事業価値は認知されつつあります。
サイトの価格は数万円〜数千万円と幅広くなっている
口コミサイトでは「数万円で取引できるサイトはないでしょうか?」というような質問がありましたが、個人でサイト運営事業を始める方の増加に伴い、数万円で取引できるサイトの数は多くなりつつあります。
Growth M&A(グロースM&A)が扱っている案件でも、数万円〜数百万円というサイト売買が行われています。
個人でサイト売買をする主な流れについて
個人でサイト売買をする際の主な流れは以下のようになります。
- 利用したいサイト売買(M&A)仲介サイトに会員登録をする
- 売りたいサイトを登録する/買いたいサイトを検索する
- 仲介契約書・秘密保持契約を締結する
- 交渉相手が見つかったら仲介交渉、又は直接交渉開始
- 譲渡契約の締結する
- 契約成立
交渉には仲介交渉と直接交渉があります。
直接交渉の場合、仲介手数料を削減することはできますが相応の交渉能力やM&A知識が不可欠となります。
M&Aに関する知識を十分に備えていない場合には、仲介サイト業者を挟んだ仲介交渉が望ましいでしょう。
個人のサイト売買でよくある質問:サイトの売却方法について
引用:https://pixabay.com/ja/
「個人でサイト売買をする主な流れについて」では、最も一般的なM&Aマッチングサービスを利用した例で流れを説明しました。
サイト売買をする方法はマッチングサイト以外に以下のような方法があります。
- M&A仲介会社に依頼する方法
- 個人でサイト売買をしてしまう方法
- オークションサイトを利用する方法
M&A仲介会社に依頼する方法
M&Aマッチングサービスと流れはさほど変わりませんが、大きな違いとしてサイト売買を成立させるまでのサポートをほとんど仲介会社に任せることができる点がメリットとなっています。
マッチングサービスでは買い手が見つかるまで交渉を待つ必要がありますが、仲介会社に依頼すれば条件に合う買い手を探し、交渉から手続きまで全てを代行してもらうことができます。
安心かつ確実な取引ができる反面、仲介手数料が高額になりやすく、扱っている案件そのものも高額なものが多くなっているのが特徴です。
数千万円を越えるような交渉を検討している場合には、仲介業者に相談するのが安全と言えるでしょう。
個人でサイト売買をしてしまう方法
サイト売買(M&A)サイトや仲介会社を通さず、自らサイト売買の商談を進めることで、一切の手数料がかからずに交渉をする方法があります。
この場合、細かい契約なども全て自分で管理する必要があり、M&Aに関する知識や経験が必須となります。
M&Aに詳しくない方はトラブルに対応しきれなくなってしまう可能性があるため、あまりおすすめできません。
オークションサイトを利用する方法
近年ではほとんどの仲介サービスがマッチング中心となっていますが、オークション方式でサイト売買をする方法もあります。
オークション方式の場合、売り手側は予定していた金額より高くサイトを売却できるメリットがありますが、逆も然りとなります。
不利な状況につけ込まれ、相場より安い値段で買われてしまうような買い叩きのリスクが想定されるため、個人での商談同様にあまり有効な方法とは言えません。
個人のサイト売買でよくある質問:サイト売買で成功するには?
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サイト売買は独自ドメインとして取得したサイトであれば、マネタイズされていなくても売買することが可能です。
しかし、相場はサイトの価値によってまちまちとなってしまうため、収益やアクセスが見込めないサイトは当然ながら売却価格も期待できないでしょう。
サイト売買で成功するには、できる限りサイトの価値を高める努力が必要となります。
しっかりマネタイズされたサイト作成を心がける
サイト売買による査定額の基準として、サイトの収益は非常に重要な情報となってきます。
サイト売買は平均約50〜60%の高利回りとしても知られており、これは不動産投資の約5倍の早さで回収できる利回りということになります。
収益性の高いサイトであるほど、買い手にとっては安心かつ確実に投資金を回収できるメリットがあるため、多少値段が吊り上がったとしても売却できる可能性が出てくるでしょう。
個人のサイト売買ならアフィリエイトサイトが手堅い
マネタイズされていないサイトでは投資金の回収が見込めず、当然ながら売却できる確率は低くなります。
サイト売買(M&A)サイトによる取引は、アフィリエイトサイトが全体の役60%を占めており、ネットショップが約20%、その他コンテンツが約20%と続いています。
個人でサイト売買を考えるのであれば、サイト作成時から数年は需要が見込めるコンテンツのアフィリエイトサイトをマネタイズさせるのが手堅い方法の一つとなっています。
需要やアクセス数にこだわる
いくら収益性の高いサイトを作っていたとしても、アクセス数が低かったりコンテンツの需要がないサイトでは十分な売却価格は望めません。
直近半年間で月間平均収益が10万円のサイトであっても、アクセス数が徐々に下がっていたり、コンテンツそのものの需要が低ければ、売却後の収益が下がる可能性があるわけです。
当然、買い手は将来性のあるサイトの買収を検討しています。
いくら収益性を高めても、メンテナンスを怠ったサイトではその価値を十分に発揮できない要因になるため、需要やアクセス数を維持することも忘れないようにしましょう。
自分のサイトの相場はある程度把握しておく
アフィリエイトサイトやブログサイト、自社の商品やサービスをウェブサイトで売るようなECサイトなどの場合、月間の平均利益×約7〜20ヶ月分ほどが売値相場となっています。
また、GoogleやYahoo! JAPAN、livedoorのようなポータルサイトの場合、月間の平均利益×約36~60ヶ月分ほどが売値相場となっています。
サイトの種類 | 相場 |
---|---|
アフィリエイトサイト | 月間の平均利益×約7〜20ヶ月分 |
ブログサイト | 月間の平均利益×約7~30ヶ月分 |
ECサイト | 月間の平均利益×約10~20ヶ月分 |
ポータルサイト | 月間の平均利益×約36~60ヶ月分 |
ある程度相場を把握しておくことで、サイトの安売りを回避できます。
また、値段交渉に及んだ際には正当な金額交渉を成立させる基準を把握することができるでしょう。
個人のサイト売買でよくある質問:サイト売買で失敗しないためには?
サイト売買で成功するにはサイトの価値を高めることが重要ではありますが、どんなに良質なサイトを作ったとしても、サイト売買そのものが成立しなければ意味がありません。
サイト売買で失敗しないよう、以下の3点には気をつけるようにしましょう。
- M&Aに詳しくないのなら個人交渉は避ける
- 情報の提示はごまかさない
- 仲介サービスは信頼できる場所に査定・相談する
M&Aに詳しくないのなら個人交渉は避ける
多くのサイト売買(M&A)サイトでは、仲介交渉と個人交渉を選択することができます。
仲介交渉ならば、仲介手数料はかかりますが第三者を立てることによって、より公平な交渉を成立させることができます。
個人交渉の場合、お互いの主観がぶつかり合うため、価格交渉やデューデリジェンス(買収監査)において意見の相違による交渉決裂に発展する可能性が高くなります。
また、契約やサイトの移管作業なども自己負担になるため、サイト売買一連の流れに精通していない限り、不利な交渉になる恐れがあります。
M&Aに詳しくない場合には個人交渉は避け、仲介交渉で取引を進めるのが賢明と言えるでしょう。
情報の提示はごまかさない
サイト売買は取引相手との信頼性が交渉成立においてとても重要な要素となっています。
自分にとって不都合な情報を明かさずに交渉を進めてしまうと、相手に不信感を与えてしまう上、交渉が成立したとしても「話していた内容と違う!」などのトラブルに繋がってしまいます。
情報はできる限り細かく提示し、相手の質問や疑問には真摯に受け止めて答えることで、互いに納得できる交渉を成立させるのが望ましいでしょう。
仲介サービスは信頼できる場所に査定・相談する
サイトを売買する仲介サービス選びはなるべく慎重に行うようにしましょう。
サイトを査定するのであれば一ヶ所に決めてしまうのではなく、様々な仲介サイトに査定・相談をしてもらい、最も自分に見合った仲介サービスを選ぶことが重要です。
大手の仲介サービスであれば良いというわけではなく、取引するサイトの相場や規模によって向き不向きは変わってきます。
- 査定・相談は的確であったか?
- 予算に合った手数料であるか?
- 担当者との相性に問題はないか?
- M&Aに関する知識と経験が豊富であるか?
より好条件で取引を行いたい場合、上記項目には最低限不満のない仲介サービスを選択するように心がけましょう。
まとめ
引用:https://pixabay.com/ja/
本記事では、個人でサイト売買を考えている方によくある質問を大きく4つの分野にまとめて紹介してきました。
サイト売買は手軽に誰でも出来てしまうことから、慎重さを欠いて損失を出してしまうことも多くなっています。
特に個人交渉では契約内容が曖昧になり、トラブルに対処しきれず大きな損失に発展するリスクが考えられます。
個人でサイト売買を考えるのであれば、仲介サービスは慎重に選び、個人交渉ではなく仲介交渉で確実に取引を進めるようにしましょう。
安心して納得できると引きを行うためにも、当サービスであるサイト売買を仲介するGrowth M&A(グロースM&A)へ相談・ご利用いただくことで、より精度の高いサイトM&Aをご提供いたします。
※無料で登録できます。>>サイト売買アドバイザーに相談する
>>Growth M&A(リサイト)のご利用料金について
※完全成果報酬型で運営しているため、会員登録・相談料・案件掲載料などで料金が発生することはございません。
Originally posted 2020-11-11 17:39:18.
2018年からGrowthM&Aを運営するAIGATE株式会社にジョイン。
サイト売買/ECサイト/D2CのM&Aを得意分野とし、数多くのM&Aに携わってきた。
また、自身もメディアを立ち上げグロースさせた経験から、有益な情報を発信している。