サイト売却の相場はいくら?売値を上げるポイントや注意点についても紹介
2022.04.21
近年では副業としてブログ運営やサイト運営を始める方が多くなり、投資の一環としてサイト売買を始める方がいらっしゃいますが、サイトの相場や売値に悩む方は比較的多いのではないでしょうか。
「サイトを売却したいけど、相場はどれくらいなんだろう?」
「少しでも高く売りたいけど、売値を上げる方法はあるだろうか?」
本記事ではサイト売却の相場や、売値を上げるポイント、サイト売却の注意点について紹介していきます。
サイト売却の相場はいくら?
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サイト売却の相場は運営しているサイトの種類や、月間のPV数、利益などによって様々となっています。
目に見える数字実績だけではなく、ニーズやポテンシャルによる価値変動がサイトの売値に大きく左右することもあり、定まった相場というのは存在しないと捉えてもいいでしょう。
上記を踏まえた上で、ある程度基準となるサイトの種類別相場についていくつかご紹介していきます。
サイトの種類別相場について
サイトの種類によって基準となる相場は異なっています。
アフィリエイトサイトやブログサイト、自社の商品やサービスをウェブサイトで売るようなECサイトなどの場合は、月間の平均利益×1年〜2年分ほどが売値相場となっています。
そして、様々なコンテンツのリンク集が設置されているようなポータルサイトの場合は、月間の平均利益×3年〜5年分ほどが売値相場となっています。
サイトの種類 | 相場 |
---|---|
アフィリエイトサイト | 月間の平均利益×約7〜20ヶ月分 |
ブログサイト | 月間の平均利益×約7~30ヶ月分 |
ECサイト | 月間の平均利益×約10~20ヶ月分 |
ポータルサイト | 月間の平均利益×約36~60ヶ月分 |
例えば月間の平均利益が10万円のアフィリエイトサイトなら、相場は120万円〜240万円となり、ポータルサイトならば360万円〜600万円となります。
これはあくまで基準となる相場であり、サイトのニーズによってはアフィリエイトサイトでも5年分の価値になったり、ポータルサイトでも2年分以下の価値になったりと、コンテンツ内容によっても価格は大きく異なってくるでしょう。
利益のないサイトでも売却は可能なのか?
あくまで月間の平均利益によって算出された相場は上記のようになっていますが、利益のないサイトでも売却することはできます。
サイトの価値は利益だけに限らず、PV数や集客率、サイトのニーズによっても評価されています。
すでにサイト運営をしているような買い手にとって、相乗効果が期待できるようなコンテンツであれば、相応の相場でもって交渉できる可能性はあるでしょう。
サイト売却の相場よりも高く売るポイントについて
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では具体的にサイト売却の相場よりも高く売るためにはどのような点を改善すればいいのか。
相場よりも高く売るためのポイントは以下のようになっています。
- 月間PV数の高いサイトを作る
- ニーズの高いコンテンツ・ジャンルのサイトを作る
- サイト売買(M&A)サイトは妥協しない
月間PV数の高いサイトを作る
PV数とはページビュー数のことを指していて、ユーザーがサイトを閲覧した回数となっています。
PV数が高いサイトはそれだけユーザーにとって有益な情報提供ができている優良サイトであり、ドメインとしてもGoogleの検索エンジンに高く評価されているウェブサイトであるという証明になります。
Google AdSenseなどの広告を利用しているのであれば、PV数がそのまま収益にも直結します。
より多くのユーザーに見てもらえるサイトとして育てれば、サイト売却の売値を上げる事に繋がるでしょう。
ニーズの高いコンテンツ・ジャンルのサイトを作る
PV数を上げる他に、コンテンツとしてニーズが高いサイトであるか?という点も、売値に大きく左右してきます。
特に人気のあるコンテンツ・ジャンルとしては以下のようなものがあります。
- 金融関連
- 不動産
- ペット
- 介護福祉
- 恋愛(婚活など)
上記のような人間の生活として欠かせない内容のジャンルは、時代の流れに左右されにくい上、長期的なニーズがあるコンテンツが多くなっています。
高値でのサイト売却を考えているのであれば、積極的に取り入れていきたいコンテンツ・ジャンルと言えるでしょう。
あえてニッチなジャンルを狙うのもあり
人気のあるジャンルは競合性が高く、ライバルが多いという懸念要素があります。
しかし、人気のジャンルでもニッチなコンテンツを取り入れる事で需要を発揮するケースがあります。
ペットならば、ネコや犬について紹介するのではなく、あえてペットフードに特化したコンテンツや、動物の繁殖・改良に従事するブリーダーについての情報提供などが挙げられます。
ちょっとした工夫次第でサイトの価値や売却のしやすさが変わってくるので、様々な観点からジャンルをカテゴライズしてみるといいでしょう。
サイト売買(M&A)サイトは妥協しない
サイトの売却方法はサイト売買(M&A)サイトを利用するのが一般的となっていますが、その数は無数となっています。
少しでも出費を抑えたいからと無料で利用できるようなサービスを選択してしまうと、十分なサポートを受けられず万が一のトラブルやリスクに対応しきれず、後悔してしまう可能性が高くなります。
より健全なサイト売却を希望するのであれば、信頼度の高いサイト売買(M&A)サイトを選び、妥協はしないようにするべきでしょう。
単に売値を上げたいなら月間の確定収益を上げる
ある程度サイトを育ててしまい、コンテンツ・ジャンルやPV数を飛躍的に変化させる事が難しい場合には、サイトのビジネス運営システムをより強化し、月間の確定収益を底上げするという戦力があります。
相場より高値を目指せなくても、サイトの利益を上げて価値を上げる事で売却額を高めることは可能でしょう。
サイト売却の相場以外で気をつけること
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サイトの売却を検討する上で売値や相場を気にすることは大事ですが、以下の点にも気をつけるようにしましょう。
- 個人での取引は避ける
- 信頼のできる取引であるか?
- サイト売却には所得税が発生する
個人での取引は避ける
サイト売買の失敗例として、サイトを譲渡した後に買い手と連絡が取れなくなり、代金が支払われなかったというトラブルがあります。
また、仲介サービスを介して買い手と連絡をしていたものの「個人で取引しませんか?」と交渉され、応じてしまったがために不利な交渉に持ち込まれてしまうというケースもあるようです。
仲介サービスがない取引は、売り手にとって不利になってしまうケースが非常に多くなっているためお勧めしません。
必ずサイト売買(M&A)サイトなどの仲介サービスを介して取引を進めるようにしましょう。
信頼のできる取引であるか?
サイト売買は手軽に行えますが、その内容は投資の交渉という立派なビジネスです。
買い手、売り手が互いに信頼できる交渉相手であるか?を見定めるのは非常に重要となります。
相場や売値といった、数字のやり取りにばかり気を囚われてしまう気持ちは分かりますが、相手は同じ人間であるということを忘れないようにしましょう。
取引は双方にとって気持ちが良い交渉であるべきです。
サイト売却には所得税が発生する
予備項目とはなりますが、サイトを売却した際の売上は「事業所得、又は譲渡所得」という課税対象となっています。
所得税の扱われ方によって控除額や税率も異なってくるため、予め念頭においておくようにしましょう。
まとめ
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今回はサイト売却の相場、売値を上げるための方法、その他注意点について紹介してきました。
サイト売却に相場という概念はほとんどないようなものですが、本記事で紹介した内容を基準とすることで、自身のサイトの相場をある程度把握することは可能です。
様々な観点から自身のサイトを見直すことで、より高値を目指す事は十分可能ですので、ぜひ参考にしてみてください。
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Originally posted 2020-11-09 17:13:11.
2018年からGrowthM&Aを運営するAIGATE株式会社にジョイン。
サイト売買/ECサイト/D2CのM&Aを得意分野とし、数多くのM&Aに携わってきた。
また、自身もメディアを立ち上げグロースさせた経験から、有益な情報を発信している。