サイト売買時に生じる詐欺にはどのようなものがある?注意点から対策まで紹介

2022.04.21

M&Aの歴史において、「サイト売買」というジャンルはまだメジャーな商取引とは言えません。それゆえ、未経験者や知識の浅い人がターゲットとされ、サイト売買を行う際の詐欺やだましに巻き込まれる可能性があるため、十分な注意が必要です。

では一体どのようなことに注意すればよいでしょうか。敵を知り己を知れば百戦殆うからず、サイト売買の際の詐欺を防ぐためには、まずどのような詐欺が起きているか、またそういった詐欺を防ぐ対策を知ることが必要です。

サイト売買の際に生じる可能性のある詐欺について

まずはサイト売買の際に生じる詐欺について理解を深めましょう。詐欺のメカニズムを知ることによってどのような危険性があるかを理解すれば、手を打つ方法も自ずと見えてきます。

サイト売買においては買い手・売り手を問わず詐欺を被る可能性があります。ここでは主に5つの危険性について紹介します。1〜4は買い手側にとってのリスクで、5は売り手側にとってのリスクです。

1.アクセス数統計の書き換えのリスク

この詐欺が最も一般的な手口です。具体的には、売り手の方が一定期間データを上向きに見せるための様々な工作を指します。

例えば、ポップアンダー広告(インターネット広告の一種で、あるWebページへアクセスした際に、広告表示用のウィンドウが既存のタブやウィンドウの後ろで自動的に開くタイプの広告のこと)などをつかって、本当は全くそのサイトに興味のない人を、サイトに呼び寄せることができます。そうすることによってアクセス数のみを増やすことができるのです。

しかし、サイトの本当の集客力に、「ポップアンダー広告に呼ばれる人」は含まれないため、偽造されたアクセス数には意味はありません。このリスクを防ぐためにも、後に解決策で述べる、「検収期間」というものを設け、その間にしっかり売買対象のサイト・メディアについて調査することをオススメします。

2. アクセス解析データが嘘であるリスク

売り手から事前に説明されていたアクセス解析データや収益データとは大幅に異なるというトラブルも起こる可能性があります。なぜなら、データは簡単に捏造することができるからです。

取引を行う際には、安易に相手が提示してきたデータを信じすぎないようにしましょう。また、買い手側としては買収時に検索結果をメインの判断材料にしすぎないことです。

検索結果で上位にヒットするのは魅力的ではありますが、買収後にグーグルのアルゴリズムに変更があって順位が変わったとしても何もできません。ユーザーが該当サイトにたどり着く経路など、Googleアナリティクスの集客データを確認し、他サイトからのリンクで訪問者が多い場合は、そのリンクを維持することも契約条件に入れるといったことが重要になります。

3.サイトの検索結果順位が事前情報と一致しないリスク

サイトの購入後、検索結果順位が事前に伝えられていた順位と異なるケースがあります。これは実はよく起きることで、理由は主に二つあります。

一つ目は、googleのアルゴリズムが検収期間と買収した時点で異なるため、本当に順位が変わってしまったという場合。もう一つは、売り手が偽装している、という場合です。では、この不一致のリスクにはどのように対応すればよいのでしょうか。

対策としては、そもそも検索結果をメインの判断材料にしすぎない、ということです。サイトの判断の材料はたくさんあり、検索結果のほかにもgoogleアナリティクスの集客データをみることができたり、長期的なデータを見ることにより、将来のサイトの伸び具合を予測することができます。

他サイトに掲載されたリンクから訪問者が多い場合は、リンク掲載の継続を契約条件に入れるといったことが重要となります。事前に時間をとって調査することが必要です。

4.ブラックハットのサイトであるリスク

ブラックハットとは、自分のホームページを悪質な手法を用いて検索結果の上位に表示させる行為のことです。

ブラックハットSEOの典型的な手法は、ユーザーに気づかれないようにホームページ内にSEO(検索エンジンの検索上位に表示されるように工夫すること)目的のためだけのキーワードを大量に埋め込んだり、ユーザーがアクセスしてきた際に、勝手に別のホームページを表示させる仕組みを入れたりする方法です。

最近はグーグルのアルゴリズムがだいぶ進化したことにより、ブラックハットであることがSEOとしてプラスに働かなくなりましたので、ブラックハットのサイトはかなり減りました。

しかし、サイト売買を行う際には依然として注意が必要です。ブラックハットのサイトであるかどうかを確認するためにも、後に述べる「検収期間」にて注意深く確認する必要があります。

5.(売り手側)買収とみせかけて情報を抜き取られるリスク

買取を装って売却希望者にメールを送り、やり取りをしている際に情報を抜き取られるケースがあります。

サイトを売却する際は、検収期間に購入希望者にアクセス数や報酬履歴などの情報を開示する必要があります。しかし、悪質な購入希望者の場合、欲しい情報が得られると音信不通になってしまい、実際に取引が行われない、ということが起きてしまします。

本来であれば、買う気がないのに情報を開示させる行為は禁止されています。情報開示をする前に購入希望者の調査を行い、信頼に値する企業かどうか判断したうえで交渉に望みましょう。

サイト売買における詐欺を防ぐためには、どのような対策が必要か

1. 検収期間を設ける

検収期間とは、売買する前に、売り手が詐欺に合わないようサイトの動向状況をチェックできる期間です。一般的に検収期間は、1週間前後設けられることが多いでしょう。

なお、相互が正当なサイト売買の姿勢を取っていても、一時的なアクセス数下落などによって、検収期間の分析結果で、契約がキャンセルとなってしまうケースも中にはあるようです。

そのような場合は、売り手がサイト仲介業者や買い手と交渉し、検収期間の延長をする、ということも可能です。予期せぬ出来事やシステムエラーなど、原因不明の訪問者数の下落も考えられます。自分が売却する際には、これらの想定外のアクシデントも視野に入れて進めていくようにしましょう。

2. 支払い方法についてしっかり合意を得る

エスクローサービスを使用する際は問題ありませんが、個人間でサイト売買М&Aを行う際は注意が必要です。例えばサイト譲与後に代金が入金されなかったり、音信不通になってしまったりという危険性があります。

そのようなリスクを回避するため、例えば複数回の支払いでサイト譲渡を成立させる、という方式をとることができます。

また、きちんと譲渡内容を引き渡したにもかかわらず、購入者が決済システムに「受け渡しデータが届かなかった」と報告すると、支払額が買い手に返金されてしまい、売り手が受け取るはずのお金を受け取れなくなる可能性があります。

このようなトラブルを回避するためにはサイト販売を物理的な売買にするといいでしょう。たとえば、DVDなどにファイルを入れて、デジタル商品として販売する、という方法があります。

3.エスクローサービスを利用する

エスクローサービスとは一時的に買い手から仲介会社が代金を預かり、検収期間で結果がOKであれば代金が支払われる、というようなサービスです。

はじめてサイト売買を行う際には、最も安全な方法といえるでしょう。加えて、検収期間に何をすべきか仲介会社に聞くこともできます。

もし初めてのサイト売買であればぜひ利用してみるとよいでしょう。サイト売買仲介業者を探す際は、エスクローサービスを提供しているかを基準に選ぶのもひとつ方法です。

4.信頼できるサービス業者の見極め方

安全なサイト売買をするためには、信頼できるサービス業者を見極めることが大切です。エスクローサービスを利用することは重要ですが、 もしそのサービスが悪質なものであれば、反対に手数料を上乗せされる危険性があります。

売買を始めたばかりだと、サービス業者の見極め方がわからないこともあります。そこで、サービス業者を選ぶにあたって、特に注目するべきポイントや気を付けたいポイントを解説します。

・メールや電話での対応がしっかりしているか

サイト売買はメールのやりとりから始まる場合がほとんどです。挨拶のないメールや、自分から名乗らないメールを送ってくるサービス業者には注意しましょう。

信頼できるサービス業者かどうかは、メールや電話での対応でわかると言っても過言ではありません。

メールでのやりとりを経て、電話で連絡を取り合うようになったら、質問に対してしっかりとした回答してくれるか、受け答えは丁寧かを確認してください。不明点があればどんどん質問して、相手の対応を見極めましょう。

・料金形態がしっかりしているか

料金形態がしっかりしているかどうかも、サービス業者を見極めるうえで重視するべきポイントです。

料金形態が明瞭なら、どれくらいの経費が発生するのかも予想できるので安心です。あらかじめ購入したいサイトのジャンルや売買の条件、予算などを決めていくと、希望に見合ったサービス業者を探しやすくなります。

まとめ

はじめてのサイト売買であれば、当然いくつもの不安や懸念が生まれてきます。

そんな時は仲介業者を頼ってみるのも一つの手でしょう。M&AサービスのGrowth M&A(グロースM&A)では、サイト売買アドバイザー以外にも弁護士や税理士からの手厚いフォローが充実しており、これまで約1年間で150件近い案件の成約実績があります。M&A初心者の方は、一度相談してみてはいかがでしょうか。

ご自身のサイトがどれくらいの金額で査定されるのか気になるという方もぜひ、お気軽にお問い合わせください。

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Originally posted 2021-01-28 12:21:00.